今回は、僕がすごく改めて大切だなと思ったことをシェアしようと思います。実は最近、おじいちゃんが寿命で亡くなりまして、94歳で、本当に天寿を全うしたという形でした。お葬式で静岡に帰っていたんですけど、その時、お通夜の場でおじいちゃんの生い立ちをしっかり聞く機会があったんです。そこに、僕がなぜ今こうなれたのかのヒントが詰まっていました。

満州で通信兵をしていたおじいちゃん

おじいちゃんが生まれたのは1920年頃、第一次世界大戦が終わった頃です。そこから第二次世界大戦におじいちゃんは徴兵されて、満州に行きました。満州は結構危険な場所で、おじいちゃんは通信兵、つまり敵の最前線に行って戦況を味方に伝える役目を任されていました。電気系のことなど色々動けたらしく、そういう任務に回されたようです。

日本が敗北していく最後の局面で、ソ連が攻めてきたとき、おじいちゃんの部隊は本当に武器がほとんどない状態でした。弾もほとんどなく、ピストルくらいしかない。それなのに上からは重火器で本当に攻め込んでくる。そんな絶望的な状況でも、上官は「逃げろ」とは言えない。それでもおじいちゃんは、現場の判断でその場から脱走することを決めたそうです。

命がかかった決断だったから今の自分がいる

普通に考えたら、脱走なんてしたら軍法違反で殺されてしまうかもしれない。でも、その場に留まっていたら、ほとんど勝ち目のない状態でソ連の攻勢を受けることになる。どちらにしても命の危険がある中で、おじいちゃんは脱走を選び、中国から命がけで日本まで帰ってきました。それがあったから、僕がいるわけです。

僕はこの話を聞いたとき、これはすごい行動力だと思いました。何もしなければ多分死んでいた。決断しなければ何も起きなかったんじゃなくて、決断しなければ本当に終わっていたということです。

自分の行動力の理由がやっとわかった

僕は昔から、行動する時にめちゃくちゃ力が湧いてくる瞬間があります。困難なことがあっても立ち向かえる力というか。中学や高校の時、理不尽な理由で怒られたら普通にずる休みしたり、部活中や創立記念行事中に帰ったりする「脱走癖」みたいなものが自分にはあったんですけど、それがどこから来ているのか、おじいちゃんが亡くなった時にやっとわかった気がしました。ああ、そっから来てるんだ、と。

行動力っていうのは、遺伝で受け継いでいるものなのかもしれない。だとしたら、これからの行動はもっと意識していきたいと思うようになりました。

しょうもないことで悩んでいる場合じゃない

世の中には行動できていない人がすごく多いです。会社を辞めたいけど辞められない、上司に何か言われるかもしれない、失敗したらどうしよう、お金を払わないと入れないからどうしよう。でも、命がかかった状況で決断してきた昔の人たちに比べたら、今の悩みなんて、正直そんなに大きなものじゃないと僕は思うんです。失敗しても何も失わないのに、行動できずにウダウダしている。これは、昔の人たちの決断の重さを知った方がいいと僕は思います。

僕はこれから、もらった遺伝を活かして、ガンガン決断して、行動力のある人間でいたいと思っています。死んだ人からもらったものを生かすというのは、こういう形でもいいんじゃないかなと思っています。

記事内Q&A

Q. おじいさんの人生から何を学んだのですか?
A. 命がかかった絶望的な状況でも、現場で決断して行動したから今の自分がいるということです。行動力は遺伝で受け継がれているのかもしれないと感じました。

Q. 「後悔したくない」という気持ちはどこから来るのですか?
A. 決断しなければ本当に終わっていたかもしれない、というおじいちゃんの経験を知ったことで、行動しないことのリスクを強く意識するようになりました。

Q. 会社を辞めたいのに辞められない人にどう思いますか?
A. 命がかかった状況で決断してきた昔の人たちに比べたら、失敗しても何も失わない今の悩みは、そこまで重いものじゃないと僕は思っています。